クリスマスツリー星団周辺 Christmas Tree Cluster Region

入賞作品

2回目に天文ガイドのビギナー部門に入選した作品になります。

赤い散光星雲と暗黒星雲が複雑に入り組んだ、非常にコントラストの美しい領域です。 クリスマスツリー星団(Christmas Tree Cluster)とかたつむり星雲(Cone Nebula)を左右に配置しています。 カタツムリの青い反射星雲 IC447、首の部分にあたる暗黒星雲 LDN1601、 目の位置にあたる反射星雲 IC446、 そしてその周囲に広がる赤い散光星雲と暗黒帯が織りなす情景は、何度見ても魅力的です。

この領域は NGC2264 として知られ、 Fox Fur Nebula(きつねの毛皮星雲)など複数の星雲が重なり合うため、 一枚の写真の中に多彩な構造が表現されるのが特徴です。

特に、中心付近に位置する青い反射星雲 LBN912 と、 対象位置にあるカタツムリの青い星雲、 構図中央に輝く散開星団 Trumpler 5 を意識しながら、 全体のバランスが整うように構図を組みました。

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🔧 撮影データ

タカハシ FSQ-85EDP(フラットナー 1.01)                           ビクセン SX2  👉 https://amzn.to/4fVc4Qw                                     QHYCCD QHY5L-IIM + PHD2 コーワ LM100JC(100mm F2.8)+ K-ASTEC オートガイダー

Canon EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 / WBマニュアル / RAW → HKIR改造はハヤタ・カメララボさんで施工していただきました。Hαの写りが向上し、散光星雲の撮影に非常に効果的です。     👉 Canon EOS 6D HKIR改造(ハヤタ・カメララボ) https://www.hayatacamera.co.jp/astrophotography/#sales

2021年12月31日 撮影 総露出 5時間24分 6分 × 54コマ

画像処理:Photoshop CC、ステライメージ8、PixInsight                     → PixInsight画像処理の定番書籍「PixInsightの使い方」                     基本編 👉 https://amzn.to/4i37yAz                              応用編 👉 https://amzn.to/4g7hrL0

私自身もこの二冊を購入し、とても画像処理の参考になり愛読しています。

🔍 撮影時のポイント

NGC2264周辺は、散光星雲・反射星雲・暗黒星雲が複雑に重なる領域のため、 露光時間のバランスがとても重要だと感じました。

特に Cone Nebula(コーン星雲)付近は階調が飛びやすく、 淡い部分をしっかり出すためには、 長めの露光と短めの露光を組み合わせた多段階露出 が効果的でした。

PixInsight の HDR合成機能でも階調を整えることができますが、 撮影段階で露光を分けておくと、後処理が非常に楽になります。

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🔗 外部リンク

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✨ まとめ

このいっかくじゅう座のコーン星雲 NGC2246 周辺は、どのように切り取るかで印象が大きく変わる領域です。 クリスマスツリー星団を起点に、LBN902 周辺の暗黒帯からカタツムリ星雲までの流れを意識し、 全体の配置を考えながら構図を決めました。

この撮影システムでは、小さな ハッブル変光星雲(Hubble’s Variable Nebula) も写し込むことができました。 よく見ると、反射星雲・散光星雲・暗黒星雲・星団が一枚の中に収まっており、 とても贅沢な気分になる領域です。

天文ガイドの選者コメントにもあるように、 宇宙空間の広がりを自分なりに表現できた一枚になりました。